制作記事を始めます

みなさんこんにちは
ぴざぱん社員旅行の後流行り病に侵され寝込んでおりました。
嗅覚が死にましたが、もう元気になったので今日からまた頑張ろうと思います。

美しすぎる

 

さて、今回から着ぐるみ制作に関する記事を書いてみようと思います。
私も着ぐるみを作ってみたい!理想の姿形に変身したい!方向けに。

新参の私が自分のスキルアップを図りながら、このコンテンツに興味を持っている方々の関心に触れ、
他者貢献できて、しかもあんまり同じことをやってる方が居ない発信内容ってなんだろうと考えた時に
意外とまっすぐに制作記事で良いんじゃないかなと思ったわけです。
(真剣に取り組んでいますが、私も技術的に未熟な箇所・経験値の至らない箇所ばかりです。
正直、今後ご購入を検討される方に対する期待値調整的な意味も多分にあります。)

全体を通して、
✅制作の経験がある人と話すと多くの人が口にするのに、着ぐるみ制作HOWTOであまり語られていないこと
✅実際に制作中の人によく個人的に訊かれたこと
をできるだけ取り上げられるように書きたいと思ってます。
断定的な物言いが多くなりますが、発信活動をする以上ある程度ポジションを取らないと
読み物としてつまらなくなるのでご容赦ください。
世の中の実際は全てにおいて「人によるよね」と思っております。

 

本編に入る前に少し自分語り

少し自分語りをさせてください笑
偉そうに記事を書いている私自身の着ぐるみ制作スキルはどうなんだというと、全く大したことありません。
洋裁のスキルも学校で教わることに毛が生えた程度のものです。いっつもおこさまバターのあらくんに色々教えてもらっています。

初めて作った着ぐるみは実家に住んでる時に手縫で作りましたが、ヘッドは未完成、ボディは袖を通せる服の形になるまで4年ぐらいかかった挙句、
誰にも披露することもなく、千葉市の燃やせるゴミになりました。というか4年も寝かせたら自分のデザインセンスも審美眼も最初とあまりに変わりすぎてて冷静にグチャグチャすぎてなんだこれってなってしまいました。

普通にこの画像見てると色々思い出して死にたくなりますが1人でも勇気づけられる人がいたら実家の屋根裏で主人の帰りを待つこの子も浮かばれることでしょう(ボディは灰になったけどヘッドは実家にある)

その後初代しょうがを作った時は、ヘッドシェルを独自のやり方で作ってスポンジゴミを量産し、
その後ノリで一緒にヘッドシェルを作っていた友達の処女作とは思えない出来栄えを見て「あwww自分才能ないwwww」と心が折れました。

その後初代しょうがは完成まで2年くらいかかった上に、
ヘッドについては完全に心が折れてシェル部分だけ販売している方から譲ってもらったものを用いて作ったので、
明らかに自分の画風と乖離した造形でした。

着ぐるみって自作すべきなのか、外注すべきなのかって感じに
Xで定期的に話題になりますが、私の考えはこのポストに集約されているのでここではそう多くは語りません。

「やってみたかったらやってみたらいい」と思います。
大人になってから、やった事のないものに興味を持つことができるのは幸福な事です。
私自身、「私自作無理だ😭」と思いながらも外注する金がないのを理由に仕方なくずっと手を動かしていた感じです。

残酷ですが、最初に作る1体がパーフェクトに自分の思い通りに制作できることは絶対にありません。
逆に言えば2回目からはある程度思い通りになる部分が増えてきますので、処女作はさっさと一回作り終えてしまった方がお得です。

リメイクや調整をするときに理想に近づければいいと思っていた方が精神衛生上良いです。
まずあなたが目指すのは1体目の完走です。とにかく完成させてください。

 

 

(こっから本編)まず大事なのはゴール設定

制作に限りませんが、何事も「ゴールを設定してそこから逆算してプランニング」が最も重要です。
ここで言うゴールというのは、時間的なゴールをいいます。完成期限のことです。

ここで「よーし、そうか!じゃあ俺の目標は【Jmof2025までに完成させる】や!どうやで!
と思った貴方、甘いです。惜しいです。

何が足りないのかを教えましょう。そのゴール設定に他人を巻き込んでください
【Jmof2025までに完成させるから一緒に記念撮影しよう/キャラ出すとき手伝って と言う】
ここまでやってください。
巻き込む友達がいない人は「記事読みました、友達がいないので助けてください」で私が貴方の最初の巻き込まれ被害者になってあげます。頑張って。

貴方のゴール設定と巻き込む他人を決めてください。
傾向として、あくまで傾向として対人トラブルをよく目にするコミュニティですのであえて書いておきますが、
くれぐれも関係値の無い他人をマナーや礼節を欠いたコミュニケーションで困らせることがないように。

私も初めてしょうがを完成させた時は、10年来の親友と完璧なゴール設定をしました。
そして、「2019年のinfurnity、2020年のJmofで一緒にキャラ出して写真撮ろうね!」という約束をしっかり自分だけブッチしました。

ゴールを決めたらより詳細な作業計画を

ゴール設定の次は作業計画を立てましょう。

個人で自分のために着ぐるみを作るだけなら、別に納期があるわけじゃないのになんでこんなことをするの?
とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
私自身初めて制作した時はこんな工程表は作りませんでした。しかしながら最初にも書いた通り目標はとにかく完走です。
途中で「萎える」のが一番危険ですから、そのためにも事前に全体像を想像しておいてプランする事は重要だと考えます。

大体ですが私が着ぐるみを作るときはこんな感じで段取りして進めています。

  1. デザインと資料集め🖋

  2. 買い出し🧺

  3. マネキン制作👯‍♀️

  4. ヘッドシェル・目の制作💀

  5. ブーツの芯の制作🦶

  6. ハンドパーツの模型の製作🙌

  7. 全てのパーツの型取り📐

  8. 切り出し✂️

  9. 着るあんこの制作🥯

  10. ヘッドに使う生地の縫製とヘッドの仕上げ👴

  11. ブーツに使う生地の縫製とブーツの仕上げ👟

  12. ハンドパーツの生地の縫製と仕上げ🧤

  13. 本体に使う生地の縫製🪡

  14. 試着・仕上げ👗

初めてだから何もわからないよーって方は、まあ少なくともこの14の工程があるだなっていう前提で、
手帳やスプレッドシートを使って最初に決めたゴールに間に合うように貴方だけのマイルストーンを作ってみてください。

・・・できましたか?できましたね?そしたら大事なことを2つ言いますよ?

①そのマイルストーンの達成までにかかる時間を、全て1.5倍に引き伸ばしてください

多くの人は計画錯誤のバイアスにより、目標達成までの時間を短く見積もる傾向があります。
貴方が立てた計画ではおそらく全く時間が足りなくなります。
私は貴方がどのくらいのスピードで手縫いができるのか知りませんが、3日で終わると思ったなら5日、
10日かかると思ったなら15日に設定し直してください。

②工程の間に「バッファ日」を設けてください
真面目な貴方のことです。
全工程を全く休みなく、カレンダーに隙間なく書き込んで完璧な計画を立てていることでしょう。
そうやって貴方は1学期の終わりに書かされた夏休みのしおりの計画通りに宿題を完遂できたことが一度でもありましたか。
不意の横槍や、気が乗らない日、思うように進まない作業、買い出しが必要になって作業が進まなくなることが必ず発生します。
そんな時に1日2日の遅れで全ての工程を後ろにずらすのは気が滅入るものです。
最初から、全ての工程の間に2、3日のバッファ日を設けておきましょう。

 

①②をしたことで、「これじゃゴールに間に合わないよ><」となることもあるでしょう。
貴方が取れる選択は2つです

ア)①②を無視した究極目標のプランAと、①②を反映したプランBを作り、「私はやるんだ!」と決めてゴール優先でプランA決行。
イ)「そもそもゴールの設定が自分に合ってなかったんだ」と判断して、プラン優先でゴールを考え直す

貴方の性格を考慮してより燃える方で走り出してください。
(ア)を選んで挫けても大丈夫。そのためのプランBなのだから。
走り出せ!走りながら考えろ!

買い出し編まで書きたかったんですが、長くなりそうなので今日はこの辺で。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
続きの記事はライブ感全開で書くことになると思うのでどうなるか全くわからないですがご興味ある方はXのフォローとブックマークぜひお願いします。次は金曜日くらいに。